バックパックのおすすめと選び方

バックパックを選ぶ時に何を参考にして選べばいいのかわからないという人も多いかと思います。今回はバックパックの選び方について詳しく説明していきたいと思います。

バックパックを使う目的から適切な容量を選ぼう

バックパックを選ぶ時、気に入った色やデザインで選ぶのは決して悪いとは思いません。
しかし、デザインが気に入っていても、使用目的にあってないと使う勝手が悪かったり、使用する機会が減ってしまい無駄な買い物となってしまいます。バックパックは値段の高いものも多いですが、しっかりしたものは永く使うことができます。最初に使用目的を考えてから候補を絞り込み自分にあった最適なバックパックを見つけましょう。

自分の背面長を把握しよう

背面長とは首を前方に少し傾けた時に出っ張る部分から腰骨の高さまでの長さのことを言います。
同じバックパックでも背面長の異なるサイズが用意されていることがありますので、自分にフィットするバックパックを選ぶ為には、自分の背面長を把握しておく必要があります。成長期でなければそんなに変わるものではないので、一度測っておくことをおすすめします。

バックパックの表記サイズはL(リットル)

バックパックには様々なサイズがありますが、基本的に内容量がリットルで表記されます。このリットル表記には明確な基準があるわけではなく、メーカーによって誤差があったり、バックパックの形状によっては表記サイズよりも大きく感じたり、小さく感じたりすることもあります。単純に数値で比較するのではなく、あくまで目安として参考にする程度にとどめましょう。

バックパックのサイズ

大は小を兼ねる。だが大きすぎるは禁物

大は小を兼ねるという言葉があるように、最低限の持ち物をリストアップした上で、大き目のバックパックを選択するのをおすすめします。しかし、大き過ぎて背負うのが困難になったり、身動きが取れなくなってしまうなどフットワークの良さを失ってしまっては本末転倒です。あくまでも自分で背負って動けるサイズに留めましょう

日常使いや日帰りトレッキングなら30リットル以下

通勤や通学時など、ちょっとした外出時に使うのであれば20リットルから30リットル程度あれば困ることはないでしょう。
タウンユースを意識したデザインのものなどは、ノート型PCを収納することも考慮されていたりします。このサイズだと腰ベルトがないものも多いですが、トレッキングなどの場合、腰ベルトのあるもののほうが、バックパックの横揺れを防ぎフィット感が出ますので、その辺りは気をして貰いたい部分です。
腰ベルト

長期の海外旅行に出かけるなら45リットルクラス

高地や寒冷地などを除いた、バックパック旅行であれば、基本的には40リットル程度が目安になるでしょう。最低でも35リットルは確保しておきたいところです。小さめのものだと手軽ではありますが、旅先で荷物が増えたりした時に、カバンが増えるのは思ってる以上に不便です。
できれば必要な持ち物をすべて入れても、少し余裕があるサイズを選択しておくと使い勝手が良いです。寒冷地に行ったり、テントや寝袋を装備に組み込まないのであれば、大きすぎても使い勝手が悪くなりますので、上限の目安は60リットルくらいがいいかと思います。

登山用なら容量は装備次第

登山用のバックパックの選び方は、環境と期間によって大きく異なります。
例えば低山のトレッキングや、富士登山レベルであれば、35リットルあれば十分です。高地や寒冷地、雪山に行く場合はそれだけの十分な装備が必要になるでしょうし、縦走するなどの場合でも、山小屋泊か、テント泊でも大きく異なります。
ソロでも寝袋やテントを持ち歩くのであれば最低でも45リットルは必要になるでしょう。

バッグそのものの重量とサイズ

当然のことながらバックパック自体にも重量があり、大きなものになればそれだけ作りが重厚になるため、重くなる傾向にあります。では軽ければいいのかというと、そんな単純なものではありません。

例えばバックパック界のロールスロイスと呼ばれることもあるGregory(グレゴリー)のバックパックは、全体的に重めのものが多いですが、背負い心地は抜群にいいです。バックパック自体の重さは参考にはしたいところですが、背負った状態で数時間過ごすことを考えると、作りによって身体にかかる負担は雲泥の差とも言えます。単純な数値だけで、選んでしまうのは危険ですので気をつけましょう。

女性のためのバックパック

Gregory(グレゴリー)Osprey(オスプレー)Mont-bell(モンベル)などは男性用と女性用によって骨格や身体の構造の違いを考慮してデザインされているため、モデルが異なります。せっかく女性用にデザインされているものが発売されているので、これらのブランドのバックパックを購入するのであれば、女性用を選ぶのが間違いないでしょう。

バックパックの機能面の違い

雨蓋の有無

雨蓋があることでジャケットを挟んで留めたり、小物を収納するスペースが確保されていることが多いです。U.L(ウルトラライト)仕様のものなどは雨蓋を省いているものが多いですが、こだわりがない限りは雨蓋はあったほうが便利でしょう。

雨蓋の有無

フロントアクセスやサイドアクセス

トップ以外にもフロントが開くものや、サイドにジッパーがあったりするものは、メインコンポーネント内にアクセスしやすく、バックパックの底に入れた寝袋などを取り出すために、毎回すべての荷物を出し入れする必要がなくなるため、使い方によっては大変便利となります。ただし、アクセスしやすいという点は同時にカバンを開けられやすいということでもありますので、治安のよくないエリアでの旅行などには向いていないとも言えます。
バックパックのフロントアクセス

腰ベルトの有無と作り

腰ベルトの作りによってバックパックのフィット感は大きく変わります。ものによってメッシュポケットなどがあったりして、携行食やコンパスなどを小さなものを収納できたりもします。
バックパックの腰ベルト

初めてのバックパックにおすすめな40Lサイズ

ちょっとした旅行や登山にも行けるなど使い勝手がよく、最初に買って後悔することない40リットル前後のバックパックをいくつか紹介します。
すでに日帰りで使えるようなデイパックを持っている場合などは少し大きめのサイズのものを買っておくと後々使い勝手がいいですよ。

カリマー リッジ40 タイプII

イギリスが誇るアウトドアメーカーであるKarrimor(カリマー)のリッジ40はシンプルながら丈夫な作りで初めてのバックパックにおすすめです。重量は1680gでバックレングスは47cm。日帰り旅行や、富士登山、軽いトレッキングに使うなら同シリーズの30リットルのものを選んでも良いかと思います。

ノースフェイス テルス45

バックパックはそれほど力をいれていなかったノースフェイスですが、このバックパックを発売してから見かけることも多くなりました。シンプルで堅牢な作りは飽きることなく長く使えそうです。レインカバーが付いていて、背面長に合わせて2サイズから選ぶことができます。
適応背面長 M/43-51cm L/48-56cm、重さはMサイズが1890g、Lサイズが1920gです。45リットルというサイズは長期のバックパッカー旅行などにも最適ですね。同シリーズで33リットルのものなども出ているので小旅行などの場合はそちらでも良いでしょう。

オスプレー ケストレル38

玄人の方にも評判のいいオスプレーのものです。
背面のサイズはS/M、M/Lの2種類。サイズに応じて容量が少し変わります。S/Mは36リットル、M/Lは38リットル。重量はS/Mが1.37kg、M/Lが1.42kg。
38、48、58と3種類の容量がありますので状況に応じて選択を変えるといいかと思います。

MILLET SAAS FEE 40

まとめ

いかがだったでしょうか?
選択肢の多いバックパックの選び方について少しでもヒントが得られてば幸いです。
長くなったので最後に要点をまとめておきます。

  • まずは使用目的を洗い出す
  • 自分の背面長を把握しよう
  • 使用目的により容量とサイズを絞り込む
  • 重量は鵜呑みにせず参考程度にする
  • 機能面での優先順位を決める